はるかに霞みわたり 若紫01章10
原文 読み 意味
はるかに霞みわたりて 四方の梢そこはかとなう煙りわたれるほど 絵にいとよくも似たるかな かかる所に住む人 心 ...
守出で来て灯籠掛け 帚木12章04
原文 読み 意味
守出で来て 灯籠掛け添へ 灯明くかかげなどして 御くだものばかり参れり とばり帳も いかにぞは さる方の心も ...
人びと渡殿より出で 帚木12章03
原文 読み 意味
人びと 渡殿より出でたる泉にのぞきゐて 酒呑む 主人も肴求むと こゆるぎのいそぎありくほど 君はのどやかに眺 ...
それはある博士のも 帚木10章02
原文 読み 意味
それは ある博士のもとに学問などしはべるとて まかり通ひしほどに 主人のむすめども多かりと聞きたまへて はか ...
菊を折りて琴の音も 帚木08章04
原文 読み 意味
菊を折りて
琴の音も月もえならぬ宿ながらつれなき人をひきやとめける
悪ろかめりなど言ひて ...