ひとのみかどのためしまでひきいで 人の朝廷の例まで引き出で 01-105
「人の朝廷の例」は「楊貴妃の例/01-005」のこと(具体的には安禄山の乱(安禄山は反乱を起こし、大燕皇帝として即位)のこと ...
よのなかのこと 世の中のこと 01-105
公的面では朝政、私的面では食欲。すなわち、桐壺の魂を求め、この世のことに関心が薄れてきていることを表す。
だうりをもうしなはせたまひ 道理をも失はせたまひ どうりをもうしなわせたまい 道理をも失わせたまい 01-105
具体的には弘徽殿の女御より桐壺更衣を大切にしてきたことや、さして身分の高くない更衣が一人亡くなっただけなのに尋常でない悲しみ ...
をとこをんな 男女 01-104
男(殿上人)が出てくるので、もはや後宮だけの問題ではなく、政治上の問題になっていることを暗示する。朝政を怠った結果であろう。 ...
なげく 嘆く 01-103
「陪膳にさぶらふ限り…嘆く/01-103」「すべて近うさぶらふ限り…嘆く/01-104」「(主体明記せず)…嘆く/01-10 ...