あはれに あわれに あはれなり あわれなり 01-044
「に」は「なり」の(形容動詞の)連用形。「あはれであり」という連用形が後の語句と並列関係であることのマークになっている。
を(終助詞) 01-037
語り手の思い入れ。文を切らずに「言ふかひなし」につなげることもできる。その場合は目的格の格助詞。
何事か
みこころまどひ みこころまどい 御心まどひ 御心まどい 御心惑ひ 御心惑い 01-035
体言止めともとれるが、「御心」主語+「まどひ」動詞の連用形でよい。
聞こし召す御心まどひ 何ごとも思し召
つゆ…ず 01-033
少しもできない。
御胸つとふたがりて つゆまどろまれず 明かしかねさせたまふ
胸がどうかする
いらせたまひて いらせたまいて 入らせ給ひて 入らせ給いて いらせたまふ 入らせ給ふ 01-029
「入る」は自動詞(ラ行四段)、よって「せ」は使役にならず、「せたまひ」で最高敬語。
輦車の宣旨などのたま