さてありぬべきかたをば ありぬべし 02-022
「そのままであってよい方面を」すなわち、「そのまま伝えればよいのにそれを」との意味である。
見る人 後れ
そのかたをとりいでむえらび その方を取り出でむ選び えらぶ 選ぶ 02-018
手紙の上手な人を決める選択と解釈されているが、ナンセンスである。頭中将の発言のテーマは、(妻として)非の打ち所のない女は探し ...
おほかたの おおかたの 大方の 02-012
相手ややりとりの状況が平凡なこと。
そのうちとけてかたはらいたしと思されむこそゆかしけれ おしなべたるお
わがかたのしつらひ わが方のしつらひ わがかたのしつらい わが方のしつらい しつらふ しつらう 02-008
諸注「自分の部屋の飾り立て」と解釈する。「しつらひ」は一般に室内の設備配置の意味ではあるが、ここは「しつらふ」の名詞化であり ...
ははみやすんどころのおんかたのひとびと 母御息所の御方の人びと 01-179
「母御息所の、御方の人びと」ではなく「母御息所の御方の、人びと」である。「母御息所の御方」が桐壺更衣。人々は桐壺更衣付きの女 ...