A：解釈を決定づける基幹語

ここは以後の発言の話者を決定するうえで、極めて重要な文言である。この箇所からすると、二人を待ち受けた頭中将は左馬頭と討議して ...

光源氏の提案は、カテゴリカルなもので議論のための話題作りという感じがする。実際、この質問内容から、かつて栄光にあった貴族の没 ...

暗いところのない、すべてを知りつくした、と解釈されているが、後の左馬頭の論に対して「隈なきもの言ひ/02-061」とあり、こ ...

欠点の隠れることが多くと通例解釈される。頭中将の前の発言から考えれば、欠点が隠れるとの解釈は的は外れていない。しかし、欠点が ...

先の頭中将の論は、仲人に言いくるめられるので、実際に女と接しないと欠点は見えてこないというものであった。この論からすれば、取 ...