はかなきことだにか 帚木06章08
原文 読み 意味
はかなきことだにかくこそはべれ まして人の心の時にあたりて気色ばめらむ見る目の情けをば え頼むまじく思うたま ...
かかれど人の見及ば 帚木06章06
原文 読み 意味
かかれど 人の見及ばぬ蓬莱の山 荒海の怒れる魚の姿 唐国のはげしき獣の形 目に見えぬ鬼の顔などのおどろおどろ ...
木の道の匠のよろづ 帚木06章04
原文 読み 意味
木の道の匠のよろづの物を心にまかせて作り出だすも 臨時のもてあそび物の その物と跡も定まらぬは そばつきされ ...
またなのめに移ろふ 帚木05章14
原文 読み 意味
また なのめに移ろふ方あらむ人を恨みて 気色ばみ背かむ はたをこがましかりなむ 心は移ろふ方ありとも 見そめ ...
艶にもの恥ぢして恨 帚木05章04
原文 読み 意味
艶にもの恥ぢして 恨み言ふべきことをも見知らぬさまに忍びて 上はつれなくみさをづくり 心一つに思ひあまる時は ...