あやなさ あやなし 02-115
理屈に合わない。もう夕方なのに昼間を過ごせとは非合理だ。
ささがにのふるまひしるき夕暮れに ひるま過ぐせ
ひるま 昼間 蒜間 02-115
「昼間」と「蒜をくすべている間」をかける。
ささがにのふるまひしるき夕暮れに ひるま過ぐせといふがあやな
にげめをつかひ 逃げ目をつかひ にげめをつかい 逃げ目をつかい にげめをつかふ 逃げ目をつかう 02-115
逃げながらも目配せで相手に訴える様子。逃げることより目配せに動作の主体がある。さらに分析すれば、「聞き過ぐさむもいとほし」に ...
はなやかに はなやか はなやかなり 02-115
はっきりと見て取れるような。ここは大げさな比喩的表現でおかしみを出そうとしている。女の歌「まばゆからまし」と呼応させる狙いが ...
にほひさへはなやかにたちそへるも にほひさへはなやかにたち添へるも においさえはなやかにたちそえるも においさえはなやかにたち添えるも 02-115
「やすらふ」べきものでない女の態度に、蒜の臭いまで加わって。
答へに何とかは ただ承りぬとて 立ち出では