ことのはも ことの葉も 言の葉も 01-052
愛のささやき、愛の歌。ここはその記憶である。次の「けはひ容貌」が今まさに幻となって立ち上がるのとは別である。過去と現在が混在 ...
はかなく はかなし 儚く 儚し 01-052
準備を行いながら予期した結果が得られない状態。二人で過ごしていた時は充実していたが、今となってはそれもはかないものなのだ。そ ...
こころことなるもののね 心ことなる物の音 心異なる物の音 心異なるものの音 心ことなるものの音 01-052
人と異なる楽器の音色。掻き鳴らしとあるので、琵琶や琴の類であろう。言葉がささやきであるのに対して、選ばれた動詞から情感が籠も ...
ながめ 眺め ながむ 眺む 01-051
月を眺めることだが、中古文で眺めとは、ぼんやりと物思いにふけることをいうが、この場合は少し特殊。陰の気が増えすぎるためか、月 ...
ゆふづくよ ゆうづくよ 夕月夜 ゆうづきよ 01-051
野分は二百十日、二百二十日の異称がある通り、立春から数えて、二百十日目、二百二十日目頃に吹く台風(秋雨前線による疾風)とされ ...