かぜのおと 風の音 01-062
野分の音。この歌からすると、露は夜から朝にかけて発生するからものだから、昨夜から今朝の未明にかけて野分が吹いたことが予想され ...
なずらへて なずらえて なぞらえて なずらへる 準へて 擬へて 準ふ 擬ふ 01-061
擬する。AをBになぞられる。自分(帝)を亡き娘を思い出すよすがと思って、との意味。帝には桐壺更衣と過ごした様々な思い出がある ...
わざ 業 01-061
隠れた神意が原義という。
ほど経ばすこしうち紛るることもやと 待ち過ぐす月日に添へていと忍びがたきは わ
めもみえはべらぬに 目も見えはべらぬに 目も見え侍らぬに 目も見えはべらず 01-060
以下の母君の会話には、娘を失ったせいで身も心も闇に包まれているとの比喩が頻出する。それは、光の君の成長こそが闇の出口であり希 ...
こころよわくみたてまつるらむ 心弱く見たてまつるらむ 心弱く見奉るらむ 01-059
一国を統べる帝王として気弱な面を示すことはマイナスに働く。
若宮のいとおぼつかなく 露けき中に過ぐしたま