はかなく はかなし 01-129
取るに足らないとの意味で解釈されているが、「あな恐ろしや」、「ゆゆしう(不吉な)」などの関連から、あきらかにあっけない最期を ...
おぼしおきてたり 思しおきてたり 01-126
心の中で思い定める。存続をあらわす「たり」と接続しているので、「思しおきつ」は動作でなく状態を表す。よって、以前から心に決し ...
みことなりたまひなば 親王となりたまひなば みことなりたまいなば 親王となりたまいなば 01-126
「ただ人にはいとあたらしけれど」は帝の気持ちだが、ここは「親王になしたてまつりたまひなば」等帝が主体であれば使役が入らねばな ...
おぼしよりにけるすぢ 思しよりにける筋 おぼしよりにけるすじ 01-125
いとどこの世のものならず清らにおよすげたまへれば、いとゆゆしう思したり(これまでにもまして、この世のものならず、輝きを放つば ...
やまとさうをおほせて 倭相を仰せて やまとそうをおおせて やまとさうをおほす 倭相を仰す やまとそうをおおす 01-125
「仰す」は命じる。「仰せらる」「仰せたまふ」は「言ふ」の尊敬語。倭相をお命じになって。倭相に関して詳細は不明であるが、東宮を ...