なさけなかりしか 情けなかりしか 02-099
愛情がなかった。「あまりいと許しなく疑ひはべりしもうるさくて、かく数ならぬ身を見も放たで、などかくしも思ふらむと心苦しき折々 ...
ひたやごもり ひたや籠もり 02-099
ひたすら籠ること。うんともすんとも言って来ない。
艶なる歌も詠まず 気色ばめる消息もせで いとひたや籠も
けしきばめるせうそこ 気色ばめる消息 けしきばめるしょうそく 02-099
つい内心の嫉妬心がすけて見える手紙。
艶なる歌も詠まず 気色ばめる消息もせで いとひたや籠もりに情けなか
けしきもみがてらゆきをうちはらひつつ 気色も見がてら雪をうち払ひつつ けしきもみがてらゆきをうちはらいつつ 気色も見がてら雪をうち払いつつ 02-098
流心をここに見なければ、この表現は何を言いたいのか文脈がたどれなくなる。
内裏わたりの旅寝すさまじかるべ
いかがおもへる いかが思へる いかがおもえる いかが思える 02-098
雪景色についてどう感じているか。もちろんこのひどい寒さを寒がっていないかと案じているとも解釈できるが、以下の文の調子とそぐわ ...