C：機能語・文法説明中心語

伝聞の助動詞。

風の音虫の音につけて　もののみ悲しう思さるるに　弘徽殿には久しく上の御局にも参う上りたま

願望。

　尋ねゆく幻もがな　つてにても魂のありかをそこと知るべく

亡き人を尋ねゆく幻術士はい

今更実現することのない願望（反実仮想）。

かの贈り物御覧ぜさす　亡き人の住処尋ね出でたりけむ　しるしの釵

過去からずっと今にという感覚だが、その長さ、持続が詠嘆的ニュアンスをもたらす。

いとかうしも見えじと思し

（「大殿籠もる」＋「せたまふ」（最高敬語）＋「ず」＋「けり」）夕方月が出た頃にでかけ、おそらく深夜にもどったが、帝はまだ休ま ...