きこゆ 聞こゆ 01-132
文中にないがこの文の主語は宮中の人々で、「聞こゆ」は「言ふ」の謙譲語。「言ふ」の動作対象である藤壺の宮に対する敬意表現である ...
たてまつる 奉る 01-120
(本動詞)相人にお見せする。客体敬語で相人に対する敬意を表す。
御後見だちて仕うまつる 右大弁の子のやう
だに~否定語 01-116
抜くことはおろか、並ぶことさえ。
女皇女たち二ところ この御腹におはしませど なずらひたまふべきだにぞな
こきでんなどにもわたらせたまふ 弘徽殿などにも渡らせたまふ こきでんなどにもわたらせたまう 弘徽殿などにも渡らせたまう 01-114
「弘徽殿などにも渡らせたまふ」で文を切るテキストがあるが、「とて」「渡らせたまふ」では意味をなさない。
じ 未然形に接続 01-114
二人称に対して否定の勧誘。…しないように。
今は誰れも誰れもえ憎みたまはじ 母君なくてだにらうたうしたま