そのはじめのこと その初めのこと 02-091
「思うたまへ得」ることになったきっかけ。心から思いやることなく、とってつけた思いやりを見せる女は、生涯の伴侶として適さない。 ...
はかなきことことだにかくこそはべれ はかなし 02-090
「はかなきことこと」は「人の心」と対比されている。指物や絵や書など実生活から離れた風流韻事でも、よく見せようとするより、作為 ...
ふかきことはなくて 深きことはなくて 02-089
深くは考えずに。「心にまかせて/02-086 02-088」に当たる。
手を書きたるにも 深きことはなく
のどやかにみしのばむよりほかにますことあるまじかりけり のどやかに見忍ばむよりほかにますことあるまじかりけり 長閑やかに見忍ばむよりほかに増すことあるまじかりけり 02-082
左馬頭の発言「恨むべからむふしをも憎からずかすめなさば、それにつけてあはれもまさりぬべし。多くは、わが心も見る人からをさまり ...
ゑんずべきこと 怨ずべきこと えんずべきこと ゑんず 怨ず えんず 02-076
浮気に対する悋気。
すべて よろづのことなだらかに 怨ずべきことをば見知れるさまにほのめかし 恨むべから