おんかたがたのひとびと 御方々の人びと 御方々の人々 01-177
「御方々」は光源氏および葵の上を指す。従って語り手からの呼び方である。左大臣邸でその方々にお仕えするお付きの女房たちが「人び ...
いづかたにつけても いづ方につけても いずかたにつけても いず方につけても 01-170
父方も母方もの意味。
この大臣の御おぼえ いとやむごとなきに 母宮内裏の一つ后腹になむおはしければ いづ
なぐさむかたなくおぼししづみ 慰む方なく思し沈み なぐさむかたなくおぼししづむ 慰む方なく思し沈む 01-109
死の原因を説明している箇所。母君の死は、娘の更衣の死をひたすら悲観して亡くなったもので、若宮が皇太子になれなかったこととは因 ...
はなとりのいろにもねにもよそふべきかたぞなき 花鳥の色にも音にもよそふべき方ぞなき 花鳥の色にも音にもよそうべき方ぞなき 01-093
花の色にも鳥の声にもなぞられる箇所が見当たらない。「花の色」は「楊貴妃の容貌」「大液芙蓉」の言い換え、「鳥の音」は「未央柳」 ...
きしかたゆくすゑおぼしめされず よろづのことをなくなくちぎりのたまはすれど 来し方行く末思しめされず よろづのことを契りのたまはすれど 来し方行く末思し召されず 萬の事を契り宣わすれど 01-028
この解釈も的外れが多い。「過去を振り返ること、将来を頼むこと」といった注があるが、それは辞書を引くに過ぎない。辞書の意味を文 ...