あはれ あわれ あはれなり あわれなり 02-105
風情がある。「月のおもしろかりし夜/02-120」に菊と紅葉が美しく映えているので。以下でもそうだが、上人と妻との関係を嫉妬 ...
うつろひ うつろふ うつろい うつろう 移ろひ 移ろい 移ろふ 移ろう 02-105
菊が夜露を受けて色を増し、朝方には霜となって色変わりするのを楽しむ。
菊いとおもしろく移ろひわたり 風に
とばかり と ばかり 02-105
しばらくの間。副詞「と」+副助詞「ばかり」
もとよりさる心を交はせるにやありけむ この男いたくすずろきて
すずろき 漫ろき すずろく 漫ろく 02-105
落ち着かず、気もそぞろになって。
もとよりさる心を交はせるにやありけむ この男いたくすずろきて 門近き廊
おりはべりぬかし 下りはべりぬかし おる 下る 降る 02-104
月は美しいし、妻の元にはしばらく通っていないし、上人が興味津々なら、人待ちしている宿に連れて行って、そねませてやるかくらいの ...