このみたまふるあたり この見たまふるあたり このみたまうるあたり この見たまうるあたり 02-109

妻である右大臣の四の君。
かうのどけきにおだしくて 久しくまからざりしころ この見たまふるわたりより 情
おだしく おだし 穏しく 穏し 02-109

安心。
かうのどけきにおだしくて 久しくまからざりしころ この見たまふるわたりより 情けなくうたてあるこ
かうのどけき こうのどけき のどけし 長閑けし 02-109

「かう」は、「久しきとだえをも、かうたまさかなる人とも思ひたらず/136」とあった。
かうのどけきにおだ
らうたげなり ろうたげなり らうたげ ろうたげ 02-108

かわいらしい。
親もなくいと心細げにて さらばこの人こそはと 事にふれて思へるさまもらうたげなりき
このひとこそは この人こそは 02-108

頭中将こそは頼みの夫である。
親もなくいと心細げにて さらばこの人こそはと 事にふれて思へるさまもらうた