かくておはします かくておわします 01-064
尊敬語の使用から光の君を表す。「かくて」は「かくありて」の省略、このような状態が継続すること。このような草深い場所で帝の子が ...
ゆゆしきみ ゆゆしき身 由々しき身 忌忌しき身 ゆゆし 忌忌し 由々し ゆゆしい 忌忌しい 由々しい 01-064
娘に先立たれた逆順をいうのだろう。
若宮はいかに思ほし知るにか 参りたまはむことをのみなむ思し急ぐめれば
かなしう かなしく 悲しう 悲しく 悲し 悲しい 01-064
母君は宮中に連れ添うつもりがないので、別れることを前提に悲しんでいる。
若宮はいかに思ほし知るにか 参り
いそぐめれば 急ぐめれば 01-064
内裏に戻る準備をしているようなので。「めり」は目に見えることを暗示する。
若宮はいかに思ほし知るにか 参
いのちながさ 命ながさ 命長さ 01-063
寿命が長いこと。娘に先立たれたことから来る。
命長さのいとつらう思うたまへ知らるるに 松の思はむことだに