はた 将 01-151
折しも。AとBが同時であることをいう。「皆人涙落としたまふ/01-150」を受けて、同じ時に帝もまた。同時性の「また」。
かうぶりしたまひて 冠したまひて こうぶりしたまいて 冠したまいて かんむり かうぶり こうぶり 01-150
描かれていないが、引入の大臣による加冠の儀式は終わったのである。儀式における大臣の心境は、帝との歌のやりとりを通して後に語ら ...
さまかへたまはむ さま変へたまはむ さまかえたまわむ さま変えたまわむ 01-147
「さま変ふ」(下二段)は他動詞。自動詞は「さま変はる」(四段)。童子の姿を変化させる主体は光源氏ではなく、元服をとりしきる帝 ...
さるのとき 申の時 01-146
午後四時ごろ。
申の時にて 源氏参りたまふ
申の刻に源氏が参上された。
01-1
おほやけごと 公事 01-144
公的な、型どおりの儀式。
所々の饗など 内蔵寮穀倉院など 公事に仕うまつれる おろそかなることもぞと と