ものよくいひとほれる 物よく言ひとほれる ものよくいひとおれる ものよくいひとほる 物よく言ひとほる ものよくいひとおる 02-030
筋道を立てて話のできる論客。これは特に左馬頭を言う。藤式部丞は身分が低いゆえか、議論には参加しない。
世
よのすきもの 世のすき者 世の好き者 02-030
世に知られた風流人。
世の好き者にて物よく言ひとほれるを 中将待ちとりて この品々をわきまへ定め争ふ
なほひと 直人 02-029
貴族の出でない人。
その品々やいかに いづれを三つの品に置きてか分くべき 元の品高く生まれながら 身は沈
くらゐみじかくて 位みじかくて 位短くて くらいみじかくて くらゐみじかし 位みじかし 位短し くらいみじかし 02-029
身分が低い。
その品々やいかに いづれを三つの品に置きてか分くべき 元の品高く生まれながら 身は沈み位み
ゆかしくて ゆかし 02-028
知りたいの意味。
下のきざみといふ際になれば ことに耳たたずかしとて いと隈なげなる気色なるもゆかしくて