のわきたちて のわきだちて 野分立ちて 野分立つ 野分だつ 01-050
「野分たつ」と「野分だつ」の二説がある。清音なら野分が吹いての意味。過去の助動詞が使われていないからといって、現在吹いている ...
ありさま 有様 01-049
今ある様子。現在進行で変化して行くので、いつもいつも気になって仕方がない。
一の宮を見たてまつらせたまふ
おほむめのと おんめのと 御乳母 御めのと 01-049
「御」とあるので、帝が抱えている乳母か、光源氏付きの乳母と考えるしかない。光源氏付きの乳母は里帰りに付き添っているであろうか ...
したしきにようばう したしきにょうぼう 親しき女房 01-049
「親しくない女房」が想定されている。弘徽殿など監視があるのだろう。帝が心を許すことができる女房。現代語の親しいでは不遜にあた ...
ひとのむねあくまじかりける 人の胸あくまじかりける 人の胸空くまじかりける 01-048
「人の」と一般論で語っているが自分たち。死語までも自分たちの気持ちをすっきりさせない状態にさせつづける。「けり」は過去から現 ...