こころをさめらるる 心をさめらるる 心納めらるる 心納める 02-094
文章構造として「心をさめらるる」が受けるのは「とかく紛れはべりしを」である。浮気心を抑えるだけの自制心が働くようになった。「 ...
おもひつつ 思いつつ 思ふ 思う 02-094
気性が和らげばいいのにと思いながら、容赦のない嫉妬を煩わしく思う一方で、身分も低いのにうち捨てずに、そうまで思ってくれながら ...
あはれ あわれ 02-094
愛情をもつこと。「あはれと思ふ人はべりき」は、女に対する総括であり、このエピソードの結びである「いとあはれと思ひ出でたり/0 ...
かつはをかしけれど かつはおかしけれど をかし おかし 02-093
「かつは」は相反する二つのことがらに引き裂かれているアンビバレントな状態を言う。ここで相反するのは、坊主の説教と睦言。その両 ...
そのはじめのこと その初めのこと 02-091
「思うたまへ得」ることになったきっかけ。心から思いやることなく、とってつけた思いやりを見せる女は、生涯の伴侶として適さない。 ...