かしこく かしこし 賢く 賢し 02-096
恐れ入らせるように。
かくおぞましくは いみじき契り深くとも 絶えてまた見じ 限りと思はば かくわりなき
かかるこころだにうせなばいとあはれとなむおもふべき かかる心だに失せなばいとあはれとなむ思ふべき かかるこころだにうせなばいとあわれとなむおもうべき かかる心だに失せなばいとあわれとなむ思うべき 02-096
左馬頭はこの段階でも「いとあはれ」とは思っていない。女に対する愛情表現を拾うと「心づきなく(愛情がわかず)/02-096」「 ...
こころをさめず 心をさめず こころおさめず 心おさめず 02-095
がまんならない。「とかく紛れはべりしを…自然に心をさめらるるやうになむはべりし」と対をなす表現。容貌がよくない点で浮気に走っ ...
こころもけしうはあらず 心もけしうはあらず 心もけしゅうはあらず 02-095
女の気立ても悪くないと解釈されているが、これ以上の気立てを探すのは不可能であろう。ここは「もの怨じをいたくしはべりしかば、心 ...
うときひとにみえば 疎き人に見えば 02-095
疎遠な人に顔を見られたらと通例は解釈されているが、行動様式が「もとより思ひいたらざりけること」と「後れたる筋の心」の二段階( ...