なほしばかりをしどけなくきなしたまひて 直衣ばかりをしどけなく着なしたまひて しどけなし 02-046
直衣と袴はセットだが、ここでは直衣だけ身につけ、袴を穿いていない、かなりエロチックななりであることを語り手はにおわせる。
ひさんぎのしゐ 非参議の四位 ひさんぎのしい 02-035
四位でありながら、三位以上の役割である参議になり朝政にあたる人。参議以上はその地位につける家柄がほぼ固定されていた。その中で ...
みづし 御厨子 みずし 02-010
調度品や書物などをしまう戸棚。
近き御厨子なる色々の紙なる文どもを引き出でて 中将わりなくゆかしがれば
おほとなぶら 大殿油 おおとなぶら 02-009
貴人が使用する灯火。
つれづれと降り暮らしてしめやかなる宵の雨に 殿上にもをさをさ人少なに 御宿直所も例
おんとのゐどころ 御宿直所 おんとのいどころ 02-009
光源氏の曹司(桐壺)。
つれづれと降り暮らしてしめやかなる宵の雨に 殿上にもをさをさ人少なに 御宿直所も