心ざし深からむ男を 帚木05章06
原文 読み 意味
心ざし深からむ男をおきて 見る目の前につらきことありとも 人の心を見知らぬやうに逃げ隠れて 人をまどはし心を ...
童にはべりし時女房 帚木05章05
原文 読み 意味
童にはべりし時 女房などの物語読みしを聞きて いとあはれに悲しく心深きことかなと涙をさへなむ落としはべりし ...
艶にもの恥ぢして恨 帚木05章04
原文 読み 意味
艶にもの恥ぢして 恨み言ふべきことをも見知らぬさまに忍びて 上はつれなくみさをづくり 心一つに思ひあまる時は ...
あまりのゆゑよし心 帚木05章03
原文 読み 意味
あまりのゆゑよし心ばせうち添へたらむをばよろこびに思ひ すこし後れたる方あらむをもあながちに求め加へじ うし ...
いと口惜しくねぢけ 帚木05章02
原文 読み 意味
いと口惜しくねぢけがましきおぼえだになくは ただひとへにものまめやかに静かなる心のおもむきならむよるべをぞ ...