御車入れさせて西の 夕顔06章04
原文 読み 意味
御車入れさせて 西の対に御座などよそふほど 高欄に御車ひきかけて立ちたまへり 右近 艶なる心地して 来し方の ...
まだかやうなること 夕顔06章03
原文 読み 意味
まだかやうなることを慣らはざりつるを 心尽くしなることにもありけるかな
いにしへもかくやは人の惑ひ ...
そのわたり近きなに 夕顔06章02
原文 読み 意味
そのわたり近きなにがしの院におはしまし着きて 預り召し出づるほど 荒れたる門の忍ぶ草茂りて見上げられたる た ...
いさよふ月にゆくり 夕顔06章01
原文 読み 意味
いさよふ月に ゆくりなくあくがれむことを 女は思ひやすらひ とかくのたまふほど にはかに雲隠れて 明け行く空 ...
かれ聞きたまへこの 夕顔05章09
原文 読み 意味
かれ 聞きたまへ この世とのみは思はざりけり と あはれがりたまひて
優婆塞が行ふ道をしるべにて来 ...