何か隔てきこえさせ 夕顔12章05
原文 読み 意味
何か 隔てきこえさせはべらむ 自ら 忍び過ぐしたまひしことを 亡き御うしろに 口さがなくやは と思うたまふば ...
あいなかりける心比 夕顔12章04
原文 読み 意味
あいなかりける心比べどもかな 我は しか隔つる心もなかりき ただ かやうに人に許されぬ振る舞ひをなむ まだ慣 ...
などてか深く隠しき 夕顔12章03
原文 読み 意味
などてか 深く隠しきこえたまふことははべらむ いつのほどにてかは 何ならぬ御名のりを聞こえたまはむ 初めより ...
右近を召し出でての 夕顔12章02
原文 読み 意味
右近を召し出でて のどやかなる夕暮に 物語などしたまひて なほ いとなむあやしき などてその人と知られじとは ...
九月二十日のほどに 夕顔12章01
原文 読み 意味
九月二十日のほどにぞ おこたり果てたまひて いといたく面痩せたまへれど なかなか いみじくなまめかしくて な ...