秋の夕べはまして心 若紫10章18
原文 読み 意味
秋の夕べは まして 心のいとまなく思し乱るる人の御あたりに心をかけて あながちなるゆかりも尋ねまほしき心もま ...
少納言ぞ聞こえたる 若紫10章17
原文 読み 意味
少納言ぞ聞こえたる 問はせたまへるは 今日をも過ぐしがたげなるさまにて 山寺にまかりわたるほどにて かう問は ...
またの日もいとまめ 若紫10章16
原文 読み 意味
またの日も いとまめやかにとぶらひきこえたまふ 例の 小さくて
いはけなき鶴の一声聞きしより葦間に ...
いとをかしと聞いた 若紫10章15
原文 読み 意味
いとをかしと聞いたまへど 人びとの苦しと思ひたれば 聞かぬやうにて まめやかなる御とぶらひを聞こえ置きたまひ ...
いさ見しかば心地の 若紫10章14
原文 読み 意味
いさ 見しかば心地の悪しさなぐさみき とのたまひしかばぞかし と かしこきこと聞こえたりと思してのたまふ