かかれど人の見及ば 帚木06章06
原文 読み 意味
かかれど 人の見及ばぬ蓬莱の山 荒海の怒れる魚の姿 唐国のはげしき獣の形 目に見えぬ鬼の顔などのおどろおどろ ...
またなのめに移ろふ 帚木05章14
原文 読み 意味
また なのめに移ろふ方あらむ人を恨みて 気色ばみ背かむ はたをこがましかりなむ 心は移ろふ方ありとも 見そめ ...
絶えぬ宿世浅からで 帚木05章13
原文 読み 意味
絶えぬ宿世浅からで 尼にもなさで尋ね取りたらむも やがてあひ添ひて とあらむ折もかからむきざみをも 見過ぐし ...
童にはべりし時女房 帚木05章05
原文 読み 意味
童にはべりし時 女房などの物語読みしを聞きて いとあはれに悲しく心深きことかなと涙をさへなむ落としはべりし ...
艶にもの恥ぢして恨 帚木05章04
原文 読み 意味
艶にもの恥ぢして 恨み言ふべきことをも見知らぬさまに忍びて 上はつれなくみさをづくり 心一つに思ひあまる時は ...