いでやかみのしなとおもふだにかたげなるよを いでや上の品と思ふだにかたげなる世を かたげなり かたげ 02-045
理想の女性が「かたげなる(めったにいない)」と通例解釈されている。しかし、左馬頭の発言は理想の女性についてではない。「いでや ...
わがいもうとどものよろしききこえあるをおもひてのたまふにや わが妹どものよろしき聞こえあるを思ひてのたまふにや きこえあり 聞こえあり 02-044
左馬頭の女性論の中で、「世にありと人に知られず…さる方にて捨てがたきものをは/02-041~02-044」は唯一好色めいたも ...
おもひあがり おもいあがり 思ひあがり おもひあがる おもいあがる 思ひあがる 02-043
気位の高さを意味するが、狭義では「はじめより我はと思ひあがりたまへる御方々/01-002」でみたように、女御くらすでは帝の正 ...
おもひやり おもいやり 思ひやり 02-043
「思ひあがり」と呼応する。特別な相手に娶せようとの意図を持って育てること。親兄弟にはそういう意図がないながら。
おもひのほかに 思ひの外に おもいのほかに 思いの外に 02-041
予想よりさらに上。
さて 世にありと人に知られず さびしくあばれたらむ葎の門に 思ひの外にらうたげならむ