もののあはれしりすぐし もののあはれ知り過ぐし しりすぐす 知り過ぐす 02-057
世の無常を感じすぎること。「あはれ進みぬればやがて尼にもなりぬかし/02-068」のエピソードを念頭にした表現。
ものまめやか ものまめやかに ものまめやかなり 02-053
誠実そのもの。
かならずしもわが思ふにかなはねど 見そめつる契りばかりを捨てがたく思ひとまる人は ものま
ものむつかしげ ものむつかし 物難し 02-043
何とも見た目が悪い様。
父の年老い ものむつかしげに太りすぎ 兄の顔憎げに 思ひやりことなることなき閨の
ものよくいひとほれる 物よく言ひとほれる ものよくいひとおれる ものよくいひとほる 物よく言ひとほる ものよくいひとおる 02-030
筋道を立てて話のできる論客。これは特に左馬頭を言う。藤式部丞は身分が低いゆえか、議論には参加しない。
世
このきみもいとものうくして この君もいともの憂くして ものうし もの憂し 02-007
「この君も」は光君と同様にの意味で「もの憂くして」にかける。「もの憂し」は状況が自分で変えられないことからくる閉塞感。「もの ...