けしきばめるせうそこ 気色ばめる消息 けしきばめるしょうそく 02-099
つい内心の嫉妬心がすけて見える手紙。
艶なる歌も詠まず 気色ばめる消息もせで いとひたや籠もりに情けなか
けしきばめるあたり 気色ばめるあたり けしきばむ 気色ばむ 02-098
指を喰う女の家。ほかの浮気相手や次のエピソードである木枯の女を想定すると解釈されているが、そもそも指を喰う女のエピソードは、 ...
ねたげ 妬げ 嫉げ 02-096
いまいましげに。憎々しげに。
すこしうち笑ひて よろづに見立てなく ものげなきほどを見過ぐして 人数なる
ものげなき ものげなし 02-096
何ほどのものでもない。「もの」のようなどっしりとした存在感がない。
すこしうち笑ひて よろづに見立てなく
けしきばめらむ 気色ばめらむ けしきばむ 気色ばむ 02-090
本心や本性を外に表すこと。指を喰う女の場合、「もの怨じ」が本心、男になびく性格が本性を覆っている。そのために至らざるところが ...