いづかたによりはつともなく いづ方により果つともなく いずかたによりはつともなく いず方により果つともなく 02-118
理想の女性の結論がどこにも、誰の議論にも落ち着くことなく。
いづ方により果つともなく 果て果てはあやしき
もていでたる もて出でたる 02-107
「さし過ぐいたり/106」に同じ。
この二つのことを思うたまへあはするに 若き時の心にだに なほさやうに
いとあはれとおもひいでたり いとあはれと思ひ出でたり いとあわれとおもいいでたり いとあわれと思い出でたり 02-101
嫉妬心を当時うるさく思ったことと、亡くなった今、女を愛情深く思い返すこととは矛盾しない。
ひとへにうち頼
なきてをいだし なき手を出だし なきてをいだす なき手を出だす 02-095
手を尽くす。
この女のあるやう もとより 思ひいたらざりけることにも いかでこの人のためにはと なき手を
よろづのものをこころにまかせてつくりいだすも よろづの物を心にまかせて作り出だすも こころにまかす 心に任す 02-086
どんなものであれ心任せに作り出す場合でもの意味で、以下二つのケースに分けて論をすすめる。一つは空想の産物、今ひとつは実世界に ...