ひとやりならぬ 人やりならぬ ひとやりならず 人やりならず 02-111
自分のせいであって、他人に責任転嫁できない。頭中将に愛情があるうちに、すがりつくなどの行動に出ればよかったのにという、後悔。 ...
このひとこそは この人こそは 02-108
頭中将こそは頼みの夫である。
親もなくいと心細げにて さらばこの人こそはと 事にふれて思へるさまもらうた
たまさかなるひと たまさかなる人 02-108
めったに現れない人の意味だが、そこには夫として信頼できない、愛情の薄いなどの気持ちがこもる。
さばかりに
ひとわろく 人わろく 人悪ろく ひとわろし 人わろし 人悪ろし 02-107
人目が悪い。
中将 例のうなづく 君すこしかた笑みて さることとは思すべかめり いづ方につけても 人悪ろ
みむひと 見む人 02-107
女が世話をしている相手である夫。木枯の女の例では左馬頭。
過ちして 見む人のかたくななる名をも立てつべき