うたがひなき うたがいなき 疑ひなき 疑いなき うたがひなし うたがいなし 疑ひなし 疑いなし 01-009
他に取って変わられる恐れがないこと。
一の皇子は右大臣の女御の御腹にて 寄せ重く疑ひなき儲の君と世にもて
こころもとながらせたまひ こころもとながらせたまい 心もとながらせたまひ 心許ながらせたまい 心許ながらせ給ひ 心もとながらせ給い こころもとながらせたまふ こころもとながらせたまう 01-008
「心もとなし」+「せたまふ」(最高敬語)。「心もとなし」は、情報が少ないために、気ばかりがせいてならない。
いつしか 何時しか 01-008
早くの意。
いつしかと心もとながらせたまひて 急ぎ参らせて御覧ずるに めづらかなる稚児の御容貌なり
よになく 世になく 世に無く よになし 世になし 世に無し 01-007
この世ならぬ。単なる比喩的表現ではなく、実際に比較を絶する様子。それは帝にとって危惧されるものであった。
はかばかしき 捗々しき はかばかし 捗々し 01-006
頼みがいのある。十分な資力 財力がある。
父の大納言は亡くなりて 母北の方なむいにしへの人のよしあるにて