いはせず いわせず 言はせず 言わせず 01-041
帝が桐壺更衣に自分を女御と呼ばせる。「せ」は使役。
女御とだに言はせずなりぬるが あかず口惜しう思さるれ
うち 内 内裏 01-040
宮中。帝のもと。
内裏より御使あり 三位の位贈りたまふよし 勅使来てその宣命読むなむ 悲しきことなりける
のたまひつれど のたまいつれど 宣ひつれど 宣いつれど 01-039
この発言は斎場に着く前になされた発言。実際に「いかめしうその作法したる」を眼前にした折りには規模の大きさに肝を冷やしたのだろ ...
をさめ おさめ 納め 収め をさむ おさむ 納む 収む 01-038
火葬すること。
限りあれば 例の作法にをさめたてまつるを 母北の方 同じ煙にのぼりなむと泣きこがれたまひ
ましてあはれにいふかひなし ましてあわれにいうかいなし ましてあはれに言ふかひなし ましてあはれに言ふかひ無し ましてあわれに言うかいなし ましてあわれに言うかい無し 01-037
まして父である帝のもとを離れ東宮資格を失いかねない里下がりとあっては哀れで言い表す言葉が見つかりませんでした。