2021-04-13

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九月十日頃の夕月夜の美しい時節。

かうやうの折は 御遊びなどせさせたまひしに 心ことなる物の音を掻き鳴ら

2021-04-13

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桐壺の実家に光源氏の様子を伺いに行かせる。

一の宮を見たてまつらせたまふにも 若宮の御恋しさのみ思ほし出

2021-04-13

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「若宮を恋しく思ほし出でつつ」と同義であろう。前の「一の宮」に合わせて名詞句にしたものと考えられる。

2021-04-13

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死んだ今となってもなお、やはり。

亡きあとまで 人の胸あくまじかりける人の 御おぼえかなとぞ 弘徽殿など

2021-04-13

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などにおいては。

亡きあとまで 人の胸あくまじかりける人の 御おぼえかなとぞ 弘徽殿などには なほ許しな