かしこき かしこし かしこい 賢き 賢し 賢い 01-085

恐れ多い。「かしこき」の後に「御文」などの省略。勅使の命婦から渡された帝からの親書を指す。
御返り御覧ず
おんかへり 御返り 01-085

桐壺更衣の母君からの返書。
御返り御覧ずれば いともかしこきは置き所もはべらず かかる仰せ言につけても
しのびやかにそうす 忍びやかに奏す 01-084

「忍びやかに心にくき限りの女房四五人さぶらはせたまひて、御物語せさせたまふなりけり(人目を忍んで、人も認める教養豊かな女房ば ...
ありさま 有様 01-084

桐壺の実家の様子や、母君、若宮の様子。
いとこまやかにありさま問はせたまふ あはれなりつること忍びやかに
しのびやかに 忍びやかに 忍びやかなり しのびやかなり 01-082

ひっそりと。後に語られる弘徽殿の女御がこれみよがしに管弦の会を催すのと対照的である。
御前の壺前栽のいと