なつかしうらうたげなりしをおぼしいづるに なつかしうらうたげなりしを思し出づるに なつかしうろうたげなりしを思し出づるに 01-093

親しみやすく愛らしい様子を思い出されるにつけ。「なつかしう」は心が近づきやすい。「らうたげ」は可憐な。
からめいたるよそひはうるはしうこそありけめ 唐めいたる装ひはうるはしうこそありけめ 唐めいたる装いはうるわしゅうこそありけめ 01-093

しかし、唐風の画風は整然とした美を呈するだろうが。「うるはし」は整然とした美。「なつかしうらうたげ」な桐壺のイメージにそぐわ ...
ゑにかける 絵に描ける えにかける ゑにかく 絵にかく えにかく 01-092

「(亭子院の描かせたまひて、伊勢、貫之に詠ませたまへる)長恨歌の御絵/01-083」
絵に描ける楊貴妃の
まぼろし 幻 01-091

幻術士。
尋ねゆく幻もがな つてにても魂のありかをそこと知るべく
亡き人を尋ねゆく幻術士は
かのおくりもの かの贈り物 01-090

桐壺更衣の形見の品である「御装束一領と御髪上げの調度めく物/01-078」。
かの贈り物御覧ぜさす 亡き