らうたう らうたく らうたし ろうとう ろうたく ろうたし 01-114
労多しが原義で、いたわる気持ち。
今は誰れも誰れもえ憎みたまはじ 母君なくてだにらうたうしたまへ とて弘
ははぎみなくてだに 母君なくてだに 01-114
母がいないというだけで大変なのだから。
今は誰れも誰れもえ憎みたまはじ 母君なくてだにらうたうしたまへ
みこころおちぬ 御心落ちぬ 01-108
自分の第一皇子が皇太子になることで心が落ち着く。
明くる年の春 坊定まりたまふにも いと引き越さまほしう
かぎり 限り かぎる 限る 01-108
限度。できることとできないことの境。
明くる年の春 坊定まりたまふにも いと引き越さまほしう思せど 御後
さばかり 然ばかり 01-108
そのようにばかり。光の君の皇太子に立てると口にするなど、光の君のことばかりお考えだったけれど。
明くる年