ささげたてまつる 捧げたてまつる 捧げ奉る 01-123
右大弁の子に扮している若君に対して贈られた。
文など作り交はして 今日明日帰り去りなむとするに かくあり
いみじき いみじ 01-123
並み一通りでない。
文など作り交はして 今日明日帰り去りなむとするに かくありがたき人に対面したるよろこ
かくありがたきひとにたいめんしたるよろこびかへりてはかなしかるべきこころばへ かくありがたき人に対面したるよろこびかへりては悲しかるべき心ばへ 01-123
漢詩の内容。このように立派な人相の人物と対面できた慶び、国に戻るに際してそれが悲しみへと変わる気持ち。
いひかはしたる 言ひ交はしたる いいかわしたる 言い交わしたる 01-122
高麗人の相人を取り交わした漢詩文。
弁もいと才かしこき博士にて 言ひ交はしたることどもなむ いと興ありけ
このやうにおもはせて 子のやうに思はせて このようにおもわせて 子のように思わせて 01-120
その息子になりすまして。
御後見だちて仕うまつる 右大弁の子のやうに思はせて 率てたてまつるに 相人驚き