けしき 気色 02-028
様子。
下のきざみといふ際になれば ことに耳たたずかしとて いと隈なげなる気色なるもゆかしくて
きざみ 刻み 02-028
上の品、中の品、下の品、という品の区分よりも細分化した区分。ただし、ここは「下の品」と同意で用いられていると見てよい。
かたがた 方々 方方 02-027
それぞれの方面で。
中の品になむ 人の心々おのがじしの立てたるおもむきも見えて 分かるべきことかたがた多
わかるべき 分かるべき わかるべし 分かるべし 02-027
分離できる。他と区別がつく。自動詞。理解できるの意味ではない。
中の品になむ 人の心々おのがじしの立てた
おもむき 趣 趣き 02-027
趣く方向。すなわち、趣味性。
中の品になむ 人の心々おのがじしの立てたるおもむきも見えて 分かるべきこと