くちをしく 口惜しく くちおしく くちをし 口惜し くちおし 02-063
期待に反したときの感想。
いと口惜しくねぢけがましきおぼえだになくは ただひとへにものまめやかに静かなる
よらじ 因らじ 依らじ 02-062
女性を選ぶ基準にしない。因らない。
今はただ 品にもよらじ 容貌をばさらにも言はじ
(頭中将
しな 品 02-062
階級。雨夜の品定は、もともと「中の品/02-027」と発言した頭中将の言葉を、「その品々やいかに。いづれを三つの品に置きてか ...
さだめかねて 定めかねて 02-061
「中将待ちとりて、この品々をわきまへ定め争ふ/02-030」を受ける。
常はすこしそばそばしく心づきなき
くまなきものいひ 隈なきもの言ひ くまなきものいい 隈なきもの言い 02-061
先に、頭中将の発言に対しては「隈なげなる気色」とあった。「げ」には似て非なるのニュアンスがある。ここは明快な論説であることを ...