そぞろさむくや そぞろ寒くや 02-098
(今夜の雪景色は)ぞっとするほど見事ではないか。同じ意味で「さるいみじき姿に、菊の色々移ろひ、えならぬをかざして、今日はまた ...
けしきばめるあたり 気色ばめるあたり けしきばむ 気色ばむ 02-098
指を喰う女の家。ほかの浮気相手や次のエピソードである木枯の女を想定すると解釈されているが、そもそも指を喰う女のエピソードは、 ...
さすがに さすが さすがなり 02-097
女の方から「かたみに背きぬべききざみになむある/02-100」と別れを切り出したのだが、いざ男が歌を詠み、それが売り言葉に買 ...
えうらみじ うらむ うらみず うらみじ 02-097
「うらみじ」なら私は恨まないでおこうとも、女は恨まないだろうとも解釈できる。「さすがにうち泣きて」との続きとしては、私は恨ま ...
いとのどかにおもひなされて いとのどかに思ひなされて いとのどかにおもいなされて いとのどかに思いなされて 02-096
たいそうのびやかに腹も立たずにいられたが。「思ひなす」は心を決める。左馬頭の発言「なのめに思ひなりて/02-099」を受けた ...