じやうらふ じょうろう 上臈 02-116
後宮内の高貴な(女性)。
心地にはさしも思はざらめど おのづからこはごはしき声に読みなされなどしつつ こ
さんしごきやう 三史五経 02-116
『史記』『漢書』『後漢書』と『詩経』『礼記』『春秋』『易経』『尚書』。
三史五経 道々しき方を 明らかに
つまはじき 爪弾き 02-115
人を非難するときの動作。指弾をいうが、ここは鬼に対する邪気を払う仕草であろう。
いづこのさる女かあるべき
きんだち 君達 02-115
親王や摂関家など上流貴族の子息。ここでは光源氏や頭中将を指す。単数 複数どちらにも使う。
君達あさましと
ささがにのふるまひしるき ささがにのふるまいしるき しるし 著し 02-115
「わが背子が来べき宵なりささがにの蜘蛛のふるまひかねてしるしも」を下に敷く。「ささがに」は蜘蛛を指す雅語。朝、女の家の軒に蜘 ...