はかばかしう後見思 桐壺06章06
原文 読み 意味
はかばかしう後見思ふ人もなき交じらひは なかなかなるべきことと思ひたまへながら ただかの遺言を違へじ とばか ...
生まれし時より思ふ 桐壺06章05
原文 読み 意味
生まれし時より思ふ心ありし人にて 故大納言いまはとなるまで ただこの人の宮仕への本意 かならず遂げさせたてま ...
年ごろうれしく面だ 桐壺06章04
原文 読み 意味
年ごろうれしく面だたしきついでにて立ち寄りたまひしものを かかる御消息にて見たてまつる 返す返すつれなき命に ...
暮れまどふ心の闇も 桐壺06章03
原文 読み 意味
暮れまどふ心の闇も堪へがたき 片端をだにはるくばかりに 聞こえまほしうはべるを 私にも心のどかにまかでたまへ ...
見たてまつりてくは 桐壺06章02
原文 読み 意味
見たてまつりて くはしう御ありさまも奏しはべらまほしきを 待ちおはしますらむに 夜更けはべりぬべし とて急ぐ ...