この二つのことを思 帚木08章05
原文 読み 意味
この二つのことを思うたまへあはするに 若き時の心にだに なほさやうにもて出でたることは いとあやしく頼もしげ ...
菊を折りて琴の音も 帚木08章04
原文 読み 意味
菊を折りて
琴の音も月もえならぬ宿ながらつれなき人をひきやとめける
悪ろかめりなど言ひて ...
もとよりさる心を交 帚木08章03
原文 読み 意味
もとよりさる心を交はせるにやありけむ この男いたくすずろきて 門近き廊の簀子だつものに尻かけて とばかり月を ...
神無月のころほひ月 帚木08章02
原文 読み 意味
神無月のころほひ 月おもしろかりし夜 内裏よりまかではべるに ある上人来あひてこの車にあひ乗りてはべれば 大 ...
さてまた同じころま 帚木08章01
原文 読み 意味
さて また同じころ まかり通ひし所は 人も立ちまさり 心ばせまことにゆゑありと見えぬべく うち詠み 走り書き ...