人柄のたをやぎたる 帚木13章04
原文 読み 意味
人柄のたをやぎたるに 強き心をしひて加へたれば なよ竹の心地して さすがに折るべくもあらず まことに心やまし ...
障子をひきたてて暁 帚木13章03
原文 読み 意味
障子をひきたてて 暁に御迎へにものせよとのたまへば 女は この人の思ふらむことさへ死ぬばかりわりなきに 流る ...
皆静まりたるけはひ 帚木13章02
原文 読み 意味
皆静まりたるけはひなれば 掛金を試みに引きあけたまへれば あなたよりは鎖さざりけり 几帳を障子口には立てて ...
君はとけても寝られ 帚木13章01
原文 読み 意味
君はとけても寝られたまはず いたづら臥しと思さるるに御目覚めて この北の障子のあなたに人のけはひするを こな ...
あはれのことやこの 帚木12章05
原文 読み 意味
あはれのことや この姉君や まうとの後の親 さなむはべる と申すに 似げなき親をも まうけたりけるかな 主上 ...