国の物語など申すに 夕顔02章04
原文 読み 意味
国の物語など申すに 湯桁はいくつ と 問はまほしく思せど あいなくまばゆくて 御心のうちに思し出づることも ...
まづ急ぎ参れり舟路 夕顔02章03
原文 読み 意味
まづ急ぎ参れり 舟路のしわざとて すこし黒みやつれたる旅姿 いとふつつかに心づきなし されど 人もいやしから ...
うらもなく待ちきこ 夕顔02章02
原文 読み 意味
うらもなく待ちきこえ顔なる片つ方人を あはれと思さぬにしもあらねど つれなくて聞きゐたらむことの恥づかしけれ ...
さてかの空蝉のあさ 夕顔02章01
原文 読み 意味
さて かの空蝉の あさましくつれなきを この世の人には違ひて思すに おいらかならましかば 心苦しき過ちにても ...
かの下が下と人の思 夕顔01章22
原文 読み 意味
かの 下が下と 人の思ひ捨てし住まひなれど その中にも 思ひのほかに口惜しからぬを見つけたらばと めづらしく ...