2021-04-23

04yuugao
原文 読み 意味

惟光 とく参らなむ と思す ありか定めぬ者にて ここかしこ尋ねけるほどに 夜の明くるほどの久しさは 千夜を過 ...

2021-04-23

04yuugao
原文 読み 意味

火はほのかにまたたきて 母屋の際に立てたる屏風の上 ここかしこの隈々しくおぼえたまふに 物の足音 ひしひしと ...

2021-04-23

04yuugao
原文 読み 意味

右近は 物もおぼえず 君につと添ひたてまつりて わななき死ぬべし また これも いかならむ と 心そらにて捉 ...

2021-04-23

04yuugao
原文 読み 意味

夜中も過ぎにけむかし 風のやや荒々しう吹きたるは まして 松の響き 木深く聞こえて 気色ある鳥のから声に鳴き ...

2021-04-23

04yuugao
原文 読み 意味

この男を召して ここに いとあやしう 物に襲はれたる人のなやましげなるを ただ今 惟光朝臣の宿る所にまかりて ...